太陽光パネルはどれくらいもつ?寿命・耐久性・点検のポイントをわかりやすく解説!

太陽光発電に興味はあるけれど、「すぐ壊れるんじゃない?」「屋根の上にずっと置いておいて大丈夫?」と不安に思っていませんか?
高額な設備投資だからこそ、耐久性や寿命が気になるのは当然です。
太陽光パネルの寿命や耐久性、そして長く使い続けるために欠かせない点検について調べてみました。導入前の判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。
目 次
太陽光パネルは意外とタフ?耐久性について
寿命はどれくらい?いつまで使えるの?
保証はどうなっている?メーカーのサポート体制
点検は必要?どれくらいの頻度で見ればいい?
太陽光発電、始める前にちょっと知っておきたいこと
太陽光パネルは意外とタフ?耐久性について
太陽光パネルは、台風や雪、強風、高温といった過酷な自然環境でも耐えられるように作られています。
特に、国際的な安全・品質基準である「IEC規格」などをクリアした製品は、風速50メートル以上の強風や大雪にも耐える設計になっており、耐久性の高さには定評があります。
実際に、国内外では20年以上にわたって問題なく稼働している実例もあり、長く使えるエネルギー機器として信頼されています。
寿命はどれくらい?いつまで使えるの?
太陽光パネルの法定耐用年数は17年とされています(※国税庁「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」より)。
ただし、これは会計上の目安であり、実際の製品寿命は20〜30年程度といわれています。これは「完全に使えなくなる」という意味ではなく、年々少しずつ発電効率が下がっていくということ。20年以上経っても7〜8割の出力を維持している例も少なくありません。
一方、電気を家庭用に変換するための「パワーコンディショナ(パワコン)」は、10〜20年程度での交換が目安です。こちらは消耗部品を含むため、定期的な点検や交換が必要になります。
保証はどうなっている?メーカーのサポート体制
ほとんどの太陽光パネルメーカーでは、「出力保証」と「製品保証」の2つの保証が用意されています。
出力保証とは、太陽光パネルの発電性能が一定期間内にあらかじめ定められた水準を下回った場合に、修理や交換の対応が受けられる仕組みです。
多くのメーカーで20〜25年程度の保証期間が設定されており、経年劣化による出力低下を見越した長期運用前提の内容となっています。
一方、製品保証はパネルや付属部品の初期不良や故障に備えたもので、10〜15年程度が目安とされています。
いずれも導入後のトラブル時に一定のサポートが受けられる体制が整えられており、安心材料の一つとして多くのメーカーで採用されています。
点検は必要?どれくらいの頻度で見ればいい?
以前は「メンテナンスフリー」と言われていた太陽光パネルですが、2017年に改正されたFIT法(固定価格買取制度)により、定期点検の実施が義務化されました。
点検時は以下のような項目を確認します。
- パネルに割れや汚れがないか
- 配線や接続部に緩みがないか
- パワーコンディショナが正常に作動しているか
- 架台の歪みや金属部分のサビがないか
こうしたチェックを行うことで、発電効率の低下や思わぬトラブルを未然に防ぐことができます。
住宅用の設備でも、発電量が急に下がったり、目に見える異常がある場合は、早めに専門業者に相談するのがおすすめです。
太陽光発電、始める前にちょっと知っておきたいこと
太陽光パネルは、自然環境に強く、適切に管理すれば長く使い続けることが可能な設備です。
保証制度や点検の仕組みも整ってきており、導入後の不安を軽減できる体制も徐々に充実しています。
もちろん、すべてのケースで「絶対に安心」とは言い切れませんが、事前に仕組みを理解しておくことで、納得感のある選択ができるはずです。
太陽光発電は、家計にも環境にもやさしいエネルギーの選択肢。
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