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Eneliverが考える未来

「急速じゃないと遅い?」自宅EV充電の3kW・6kW・急速の違いを車種別で解説

「自宅にEV充電器を付けるとして、3kWで足りる?それとも6kW?急速じゃないと遅いのでは?」

EV充電器を検討中の戸建てオーナーの方から、よくいただくご質問です。結論からお伝えすると、家庭用は6kWの普通充電器が現実解。急速充電器は家庭設置できず、また家庭では必要ありません。3kWでも使えますが、車種と将来性を考えると6kWを選んでおく方が安心です。

なお、本記事は「出力(kW)の選び方」の話です。「電圧(100V/200V)」の選び方については別記事で扱っていますので、まだご覧でない方はそちらと併せてお読みください。

3kW・6kW・急速、3つの違いを一目で

まずは早見表でご覧ください。

観点

3kW普通充電

6kW普通充電

急速充電

出力

3kW

6kW

20〜90kW

1時間で入る走行距離

約15km分

約40km分

約150km〜

満充電(40kWh想定)の所要時間

約13時間

約7時間

約30〜60分

家庭への設置

ほぼ不可

初期費用の目安

数万円〜

20〜40万円台(補助金前)

数百万円〜

 

ポイントは2つ。急速充電器は家庭には設置できないこと、そして3kWと6kWでは1時間あたりの充電量が約2.7倍違うことです。それぞれ順に説明します。

 

「家には急速充電は付かない」が、実は正解

EVの充電方式の話になると「急速充電器を家に付けられないの?」というご質問がよく出ます。答えは「付けられない、しかし必要もない」です。

急速充電器は出力20〜90kW以上の高出力機器で、稼働には業務用の高圧電力契約が必要です。一般家庭の単相100V/200Vの電気契約では、そもそも電力供給が足りません。設置するには受変電設備を含む大規模工事が必要で、設置費用は数百万円規模に達します。戸建てで現実的な選択肢にはなりません。

でも、これで困ることはありません。家庭での充電は「夜8時間でゆっくり満タンに近づける」のが前提だからです。6kW普通充電器で8時間あれば、ほぼ全ての車種・利用シーンをカバーできます。寝ている間に終わる充電に、急速さは要らないのです。

急速充電は「年に数回の遠出時の補助」というポジションが正解。家庭用は普通充電器一択になります。

3kW vs 6kW 選ぶなら6kWが現実解

家庭用に絞ると、選択肢は3kW(200Vコンセントタイプ)か6kW(200V専用充電器)になります。両者の違いを細かく見ていきましょう。

1時間あたりの充電量は、3kWで約15km分、6kWで約40km分。夜8時間で見ると3kWは約120km、6kWは約320km入ります。日常の走行距離が30〜50km/日であれば3kWでも実用上は問題ありませんが、残量が少ない日や、翌日に長距離予定がある日に余裕が出るのは6kWです。

補助金の対象範囲でも、6kW型の方が幅広く対象になっているケースが多いです [要確認]。3kWのコンセントタイプは補助対象外になることもあるので、最終的な実質負担を比較する際は注意してください。

将来性も6kWに分があります。EVのバッテリー容量は年々大きくなっており、今は40kWh前後が主流でも、次の乗り換えで60〜80kWhが当たり前になっている可能性があります。バッテリー容量が大きくなるほど、3kWでは夜のうちに充電し切れない場面が増えてきます。

ただし、3kWで十分なケースもあります。PHEVや軽EVで日常の走行距離が短い方、設置スペースや予算の制約がある方は、3kWコンセントタイプから始めるという選択肢もあります。その場合も、後から6kW化することを見越して200Vで配線しておくのがおすすめです。

各車種ごとの充電時間

最後に、主要EVを6kW充電器で満充電する場合の時間目安をまとめます。

車種

バッテリー容量

6kWでの満充電時間目安

日産サクラ

20kWh

約3〜4時間

ホンダ N-ONE e:

29.6kWh

約4.5~5時間 

新型 日産リーフ

40~78kWh

約8~15時間 

トヨタ bZ4X

57~74kWh

約10~13時間

テスラ Model Y

60~88kWh

約11~16時間

車種によっては、EV側の受入出力が3kWまでのものもあります。その場合、6kW充電器を使っても実際の充電は3kWで行われます。ただし6kW充電器は出力を調整することができることが多いので、設置する充電器側を6kWにしておけば、将来6kW対応のEVに乗り換えても買い替え不要です。

まとめ

自宅EV充電の出力選びは、シンプルに整理できます。

  • 急速充電は家には付かない・付ける必要もほぼない
  • 3kWと6kWなら、6kWを選んでおく方が現実解。補助金対象範囲、将来性、家族の予定変動への余裕
  • 3kWで十分なのは、PHEVや軽EVで走行距離が短い方。200Vで配線しておくと後で困らない

家庭用の充電器を選ぶ際は、「速さの不足」を心配するよりも、「夜の8時間で必要な分を入れられるか」で考えると判断がしやすくなります。

 

Eneliverでは、6kW通信機能付きの普通充電器を中心に、東京都の戸建向け助成金の申請サポート込みで販売・設置を承っています。お住まいの分電盤の状況や走行スタイルをお伺いした上で、最適な構成をご提案します。現地調査・お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。

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